人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。

今日は33歳の誕生日でした。なんとか無事に歳を重ねられたことをありがたく思います。

これまで沢山の失敗をしてきましたが、一番派手に転んだのは、ちょうど30歳の時でした。勉強不足から周りの人を巻き込んで事業に失敗してしまい、無知は罪であると学んだ次第です。

あれから3年弱。不動産業界とご縁をいただいて、種まきと水やりを毎日自分にやり続けてきました。

元々、売買営業のキャリアからスタートしました。不動産の仕事は非常に楽しく、宅建も取ることができました。業界40年の社長にビシバシしごいていただきました。

ただ、会社全体の経営の観点で見ると、広告の管理を徹底した方が良いと思い、訴え続けていました。営業部が稼いだ粗利が、垂れ流し状態だったからです。そんなこんなで、新しい部署の立ち上げを社長から拝命しました。会社創立史上初めてのことでした。

評価は結果のみ。利益率を改善するために、どのような戦略をたてどう認知を拡大していくか、洗い出して提案実行していきました。開発・ビル経営・仲介・リフォームなどいろいろな部署がありましたので、さまざまな衝突がありましたが、ちょっとずつ良くなってきました。

一番大きかったのは、外部広告をカットし、自社経由の集客を増やしたこと。数千万円の広告費を削減できました。また、例えば電話をラインにする、とかエクセルをスプレッドシートにする、とかちょっとした改善を積み重ねることで、働きやすくなった、という声も上がるようになりました。

メディアやセミナー登壇にも呼ばれるようになり、社長からはこの部署を立ち上げてよかった、と言われてちょっぴり嬉しくなりました。

挑戦とは自分のやりたいことをやるだけではない

挑戦といえば聞こえはいいですが、挑戦しうるに耐えうる自分の器を大きくすることが大切だなあと感じます。

やりたいことをやるのは大切なんですが、人を巻き込む以上、自分のやりたいだけではなく、成果を出すことが責務だと考えています。

一人で趣味でやっている分には好きなことをやればいいのですが、大きいコトを成す上で、気をつけておきたい。

ただ楽な道を選ぶだけじゃない。本当の楽しさは苦しさの中にある、と誰かが言っていたのを思い出し、まさにその通りなんじゃないかと思います。

不動産にはじまり、法律・税金・金融・社会の生々しい現実の仕組みなど、学びはつきません。

努力が報われる環境設定も大事です。

私の好きな言葉

私はタイトルにもある通り、徳川家康公の遺訓が好きです。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

徳川家康

なんか、心が折れそうな時に頑張れるんです。

あれから3年ほど経とうとしていますが、何度も何度も焦っては行けない、と言い聞かせています。同じ過ちを繰り返さないように、万全の準備を整えておきたい。

まだやりたいことがたくさんあります。

今日からまた次の年齢まで365日のカウントダウンが始まります。自分の人生に後悔しないように、懸命に生きていきたいと思います。

いつもブログや日報を見ていただいている皆様、これからもよろしくお願いいたします。

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